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「Uber Eatsの確定申告って、何をどうすればいいの?」
配達員を始めたばかりの頃、私はこの問いに全く答えられませんでした。会社員として給与をもらっているだけなら確定申告は不要ですが、副業からの所得が年間20万円を超えると申告義務が発生します。
この記事では、Uber Eats配達員(業務委託)として副業をしている会社員が、初めて確定申告をするための手順を実体験をもとにわかりやすく解説します。
📋 まず「自分は申告が必要か」を確認したい方はこちら
この記事は「申告のやり方・手順」に特化しています。そもそも申告が必要かどうかを確認したい方は先に下記をご覧ください。
👉 副業の確定申告はいくらから必要?|20万円ルールと会社員が注意すべき落とし穴
⏰ 2026年の確定申告期限2026年3月16日(月)まで ※e-Taxなら自宅から申告可能。税務署に行く必要はありません。
⚠️ この記事はあくまで一般的な情報です
税法は毎年改正される可能性があります。正確な判断は国税庁のウェブサイトや税理士にご確認ください。
① 確定申告の前に準備するもの
申告作業をスムーズに進めるために、事前に以下を揃えておきます。
| 準備するもの | 確認方法・入手方法 |
|---|---|
| Uber Eats年間収入明細 | アプリ内「収益」→「月次明細」またはドライバーポータルからダウンロード |
| 経費の領収書・レシート | 配達バッグ・自転車修理・雨具など、1年分をまとめて用意 |
| 源泉徴収票(会社員分) | 勤務先から1月末〜2月初旬に発行される |
| マイナンバーカード | e-Taxで電子申告する場合に必要。通知カード+本人確認書類でも可 |
| 銀行口座情報 | 還付金の受け取り用。キャッシュカードや通帳で確認 |
| 前年の確定申告書 | 2年目以降のみ。e-Taxならマイページに保存されている |
💡 収入明細の取得方法
Uber Eatsアプリ → 「アカウント」→「収益」→ 月ごとの明細を確認できます。年間合計はドライバーポータル(drivers.uber.com)にログインして「支払い履歴」から確認するのが確実です。
② 経費として計上できるものリスト
Uber Eats配達員として業務上必要だったと認められる費用は経費になります。経費が増えるほど「所得(収入−経費)」が下がり、税負担も下がります。
私が実際に計上しているものを紹介します。
| 経費の種類 | 計上の考え方 |
|---|---|
| 配達用バッグ・雨具・ウェア | 業務専用のものは全額。プライベートと兼用の場合は業務割合で按分 |
| 自転車のメンテナンス費用 | タイヤ・チェーン交換など。配達専用の自転車なら全額計上可 |
| スマートフォン通信費 | 業務使用割合で按分。例:業務50%使用なら通信費の50%を計上 |
| 稼働エリアへの交通費 | 電車・バスなど。自転車で直接向かう場合は対象外 |
| スマホホルダー・モバイルバッテリー | 配達業務で使用するものは計上可 |
| 自転車保険料 | 配達業務用に加入した保険は計上可 |
⚠️ プライベートと兼用のものは「按分」が必要
スマホやレインウェアなど、プライベートでも使うものは「業務使用割合」で按分します。全額計上すると税務署から指摘される可能性があります。
👉 経費の詳細・按分の考え方はこちら:Uber Eats配達員の経費一覧【完全版】|何が使えて何が使えないか実体験で解説
③ 確定申告の手順(e-Tax推奨)
e-Taxを使えばオンラインで完結します。税務署に行く必要はありません。
STEP 1:国税庁「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
国税庁の確定申告書等作成コーナー(https://www.keisan.nta.go.jp/)にアクセスします。マイナンバーカードとスマートフォン(またはICカードリーダー)があればそのまま電子申告まで完結できます。
マイナンバーカードがない場合は、印刷して税務署に郵送または窓口提出することも可能です。
STEP 2:収入・経費を入力する
「所得の種類の選択」で「雑所得」を選択します。Uber Eats配達員の収入は雑所得に分類されます。
入力する項目は以下の2つだけです。
- 収入金額:年間の配達報酬合計(Uber Eatsの収入明細から)
- 必要経費:配達バッグ・自転車修理費など経費の合計額
この2つを入力すると「雑所得の金額(収入−経費)」が自動計算されます。
STEP 3:住民税の「普通徴収(自分で納付)」を選ぶ ← 最重要
確定申告書の「住民税・事業税に関する事項」の欄で、「自分で納付」を必ず選択してください。
「給与から差し引き」を選ぶと副業分の住民税が会社の給与天引きに含まれ、会社に副業収入が把握されるリスクが高まります。
👉 副業バレのリスク詳細:副業が会社にバレる本当の理由と対策
STEP 4:申告・納税(または還付)
入力が完了したら送信・提出します。2026年の期限は3月16日(月)です。
- 追加の所得税がある場合:3月16日までに納付(振替納税・クレジットカード・コンビニ払い等)
- 還付がある場合:申告後1〜2ヶ月程度で指定口座に振り込まれます
住民税は確定申告の翌年6月頃に別途納付書が届きます。所得税とは別タイミングであることを覚えておいてください。
👉 税金がいくら引かれるか知りたい方:副業で稼いだら税金はいくら引かれる?|会社員が知るべき所得税・住民税の計算方法
④ freeeを使った申告の流れ
e-Taxの画面は慣れないと迷いやすいため、会計ソフトを使う方法もおすすめです。私はfreeeを使い始めてから、確定申告にかかる時間が半日から2時間程度に短縮されました。
freeeを使った申告の大まかな流れは以下の通りです。
① freeeに収入・経費を登録する
Uber Eatsの収入明細をもとに毎月の収入を入力します。経費も領収書をもとに入力しておくと、申告時にまとめて集計できます。年間を通じて入力しておくのが理想ですが、確定申告の直前にまとめて入力しても対応できます。
② 確定申告書を自動生成する
freeeの「確定申告」メニューから申告書を作成すると、入力した収入・経費をもとに申告書が自動で生成されます。住民税の「自分で納付」設定もfreeeの画面上で選択できます。
③ e-Taxで電子申告する
freeeからそのままe-Taxに接続して電子申告まで完結できます。マイナンバーカードがあればスマートフォンだけで申告が完了します。
副業規模であれば無料プランでも十分対応できます。
「2年目からは入力済みのデータが引き継がれるので、さらに時間が短縮されます。初年度だけ少し手間がかかりますが、一度やってしまえばあとは毎年のルーティンになります。」
⑤ 初めての確定申告でやりがちな失敗3つ
初めての確定申告で多くの人がつまずくポイントを3つまとめます。
❌ 失敗①:住民税の「普通徴収」設定を忘れる
最もよくある失敗です。確定申告書の住民税欄で「給与から差し引き」のままにしておくと、副業分の住民税が会社の給与天引きに上乗せされ、会社に副業収入が把握されるリスクがあります。必ず「自分で納付」を選択してください。
❌ 失敗②:経費の領収書を捨ててしまっている
配達を始めた直後は「経費になるとは思っていなかった」という方が多いです。配達バッグ・レインウェア・自転車修理の領収書は全て保管しておきましょう。捨ててしまった場合でも、クレジットカードの明細や銀行振込の記録で代替できるケースがあります。
❌ 失敗③:「収入」と「所得」を混同して申告不要と判断してしまう
「20万円以下なら申告不要」の20万円は「収入」ではなく「所得(収入−経費)」です。ただし逆に「収入が20万円を超えているから必ず申告が必要」と思い込むケースもあります。経費を引いた所得が20万円以下なら申告不要です。
👉 詳しい判断方法:副業の確定申告はいくらから必要?|20万円ルールと会社員が注意すべき落とし穴
⑥ まとめ
この記事の3行まとめ
① 2026年の確定申告期限は3月16日(月)。e-Taxを使えば自宅から完結できる。
② 申告の手順は「収入・経費を入力→住民税を普通徴収に設定→送信」の3ステップ。住民税の設定を忘れると副業バレのリスクが上がるため必ず確認する。
③ freeeなどの会計ソフトを使うと入力から申告まで一括でできて時間を大幅に短縮できる。
初めての確定申告は不安ですが、一度やってしまえば翌年からは慣れた作業になります。大切なのは「収入の記録」「経費の領収書保管」「住民税の普通徴収選択」の3点です。
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