配達中に画面に飛び込んでくる「追いダブル案件」。
「これ、取った方がいいの?それとも断った方が効率いい?」
副業でUber Eatsを始めたばかりの頃、私も毎回迷っていました。なんとなく「追加で稼げそう」と思って全部受けていたこともあれば、「めんどうだから」と全部断っていた時期もありました。
でも実際に時給換算で考え始めてから、判断がかなりスムーズになりました。この記事では、私が使っている「追いダブル案件を取るべきかの判断基準」を、具体的な数字と例を使って解説します。
① そもそも「追いダブル案件」とは
💡 このセクションのポイント
最初の配達をピックアップした後に届く「もう1件一緒に届けませんか?」という追加オファーのこと。
Uber Eatsを始めたばかりの方のために、ダブル案件の仕組みを簡単に説明します。
通常の配達は「1件ピックアップ→1件届ける」の流れですが、ダブル案件はピックアップ後や配達中に「もう1件の注文も一緒に届けてほしい」というオファーがアプリに届く仕組みです。
「追いダブル」とは、最初の案件をすでに受けて動き出した後に届く追加オファーのことを指します(配達員コミュニティでよく使われる表現です)。
うまく活用できれば同じ時間で2件の報酬を得られるため効率が上がりますが、逆に無計画に受けると移動距離が増えて時給が下がることもあります。
② なぜ「とりあえず全部受ける」は損なのか
💡 このセクションのポイント
追いダブルは「追加報酬÷追加時間」で計算しないと、実際に時給が下がることがある。
「ダブルは絶対お得」と思って全部受けていた時期、私の時給はむしろ下がっていました。理由はシンプルで、追加の報酬より追加の時間の方が大きかったからです。
例えば、こういうケースがあります。
❌ 損になるパターン
最初の案件:15分・700円(時給換算:2,800円)
追いダブル:+20分・+200円
→ 合計35分・900円 → 時給換算:約1,543円
時給が大幅ダウン
追加の200円のために20分使ってしまい、最初の好条件の案件の時給効率を下げてしまっています。
「報酬が増える=お得」ではなく、「追加時間に見合った報酬か」で判断することが重要です。
③ 判断の基本:今の時給換算を出す
💡 このセクションのポイント
まず「今受けている案件の時給換算」を頭の中で出すのが判断の出発点。
追いダブルを取るべきかを判断するには、まず「今の案件の時給換算」を把握することが必要です。
📐 時給換算の計算式
時給換算 = 報酬(円)÷ かかる時間(時間)× 60
例:15分・350円の案件
350 ÷ 15 × 60 = 時給換算1,400円
慣れてくると「これは15分350円だから時給1,400円くらいだな」と感覚でわかるようになります。最初のうちは、受ける前に「何分で何円か」を意識するだけで判断力が上がります。
④ 追いダブルを「取るべきか」の計算方法
💡 このセクションのポイント
追いダブルは「追加報酬÷追加時間」で時給換算を出して、今の案件と比較するだけ。
判断の方法はシンプルです。
📐 追いダブルの判断式
追いダブルの時給換算 = 追加報酬(円)÷ 追加時間(分)× 60
→ 今の案件の時給換算より高ければ「取る」、低ければ「断る」
たとえば今の案件が時給換算1,400円だとします。
| 追いダブルの条件 | 追いダブルの時給換算 | 判断 |
|---|---|---|
| +5分・+100円 | 100 ÷ 5 × 60 = 1,200円 | 断る(今の案件より低い) |
| +5分・+120円 | 120 ÷ 5 × 60 = 1,440円 | 取る(今の案件より高い) |
| +10分・+200円 | 200 ÷ 10 × 60 = 1,200円 | 断る(今の案件より低い) |
| +10分・+250円 | 250 ÷ 10 × 60 = 1,500円 | 取る(今の案件より高い) |
| +15分・+300円 | 300 ÷ 15 × 60 = 1,200円 | 断る(今の案件より低い) |
| +15分・+400円 | 400 ÷ 15 × 60 = 1,600円 | 取る(今の案件より高い) |
この表を見ると、「追加時間が短くても報酬が低ければ断る」「追加時間が長くても報酬が十分なら取る」という判断が数字で明確になります。
⑤ 具体例で確認:取る・取らないの判断
💡 このセクションのポイント
「+5分100円は断り、+5分150円は取る」。境界線を知ることで瞬時に判断できるようになる。
今の案件が時給換算1,400円(例:15分350円)の場合を基準に、境界線を整理します。
時給1,400円を維持するために必要な追加報酬の最低ラインは:
📐 必要な最低報酬の計算式
最低報酬 = 現在の時給換算 × 追加時間(分)÷ 60
追加5分の場合:1,400 × 5 ÷ 60 ≒ 117円以上で取る価値あり
追加10分の場合:1,400 × 10 ÷ 60 ≒ 233円以上で取る価値あり
追加15分の場合:1,400 × 15 ÷ 60 ≒ 350円以上で取る価値あり
✅ 取るべきケース:+5分・+150円
150 ÷ 5 × 60 = 時給換算1,800円
現在の1,400円を大幅に上回る。
迷わず取る
❌ 断るべきケース:+5分・+100円
100 ÷ 5 × 60 = 時給換算1,200円
現在の1,400円を下回る。
断る
🤔 微妙なケース:+5分・+120円
120 ÷ 5 × 60 = 時給換算1,440円
現在の1,400円をわずかに上回る。
時給だけ見れば取る。ただし後述の判断軸も考慮して決める
⑥ 時給換算だけじゃない「その他の判断軸」
💡 このセクションのポイント
時給換算が拮抗しているときは「体力・距離・ルート」を加味して総合判断する。
時給換算の計算で「取る・断る」が明確なケースは迷う必要がありませんが、数字が拮抗している場合は以下の軸も加えて判断します。
| 判断軸 | 取る方向 | 断る方向 |
|---|---|---|
| 配達先の方向 | 最初の配達先と同じ方向・近い | 最初の配達先と逆方向・遠回りになる |
| ピックアップ先 | すでにいる場所の近く | わざわざ戻る必要がある |
| 体力・残り稼働時間 | まだ余裕がある・稼働開始直後 | 疲れている・もうすぐ稼働終了 |
| 荷物の量・重さ | 追加の荷物が軽い・コンパクト | バッグがすでにパンパン・重い |
| 時間帯 | ピークタイム(次の案件がすぐ来る) | 閑散時間(ダブルを断っても次が来ない) |
特に「配達先の方向」は重要です。追いダブルの配達先が最初の案件と同じ方向にあれば、時給換算がやや低くても受ける価値があります。逆に完全に逆方向なら、時給換算が高くても体力・時間の消耗が大きくなります。
⑦ 私が実際に使っている判断ルール
💡 このセクションのポイント
瞬時に判断できるよう、自分なりの「即決ルール」を持っておくと迷いがなくなる。
毎回細かく計算するのは現実的ではないので、私は以下のシンプルなルールで即断しています。
ルール①:5分で120円未満は即断る
時給換算1,400円を下回る目安として「5分100円台前半以下は断る」をルール化しています。迷う時間がもったいないので即断。
ルール②:方向が逆なら時給換算+200円以上じゃないと取らない
明らかに逆方向の案件は、計算上の時給換算より実際の消耗が大きいため、かなり条件が良くないと取りません。
ルール③:閑散時間はやや緩く取る
次の案件がなかなか来ない時間帯は、時給換算が現状を下回っても「遊んでいるよりマシ」と判断して取ることもあります。ただし逆方向は除く。
ルール④:疲れているときは高くても断る
副業の配達で大事なのは長く続けること。疲れているときに無理して取っても翌日に響くため、体力管理を優先します。
👉 稼働時間の考え方についての詳細:2児の副業パパが子育てしながらUber Eats稼働して分かった”時間帯攻略”
⑧ まとめ
この記事の3行まとめ
① 追いダブルは「追加報酬÷追加時間×60」で時給換算を出し、今の案件の時給換算と比べるだけで判断できる。
② 今の案件が時給換算1,400円なら、5分の追いダブルは120円以上で取る価値あり・100円台前半以下は断る。
③ 時給換算が拮抗しているときは「配達方向・体力・時間帯」を加味して総合判断する。
「なんとなく受けてなんとなく断る」から「時給換算で即断する」に変えるだけで、稼働の効率は確実に上がります。最初は計算が面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると感覚でわかるようになります。
副業配達の本質は「限られた時間でいかに効率よく稼ぐか」です。案件の選び方を磨くことが、稼働時間を増やすのと同じくらい重要なスキルです。
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※2026年3月6日より、ロケットナウでは著しい遅延が報酬減額の対象に。ダブルを取る際は時給換算だけでなく遅延リスクも考慮してください。
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